犬の膀胱結石
膀胱結石は、膀胱に結石ができる病気で、排尿困難や血尿の症状があらわれます。
症状
血尿、膀胱炎、頻尿、尿漏れ、尿の匂いがきつい
原因
細菌性膀胱炎が9割 膀胱に細菌感染が継続的に続くと細菌や出血の異物を核にして結石が成長します。
長期的な膀胱炎が続いてると結石ができると見て間違いありません。
残り1割を食事性膀胱結石と代謝障害が占めます。
治療
結石が小さい場合は内科療法で治療できる場合がありますが、たいていの場合外科手術で結石を取り出してから再発しないように治療する必要があります。今まで石ができる状態であったものを溶かして流れるようにするには無理な場合が多く、手術をお勧めしています。
予防
一度膀胱炎を起こした犬は再発しやすい状態にあります。定期的に尿検査を行って下さい。処方食は尿のPH を正常に保つための工夫がされていますので、細菌感染の予防になります。結石の成分を少ない処方食を与える必要があります。
かかりやすい犬種 ダックスフンド(ミニチュア・ダックス)
ポメラニアン オス6才 にできた膀胱結石
1mm大の結石が多数
酸性尿酸ナトリウム結石
ストルバイト結石