猫の背部、肩の所に出来た皮膚腫留
10歳 6.2kg 猫(チンチラ) オス
以前からあったイポが大きくなったとこことから来院
腫瘍の大きさ直径1.5cmで表面が自壊している
全身麻酔下で切除をおこなった
細胞診では帯状に並んだ腫瘍細胞が塊でみられる。縦長の核をもつ細胞が横へ横へ並んでいる。細胞自体は整然として並んでいて、大きさは均一にみられる。好中球があるので多少の炎症が示唆される。周りの赤いのは赤血球である。
これらから基底細胞腫(良性)とおもわれるが、確定診断は病理組織検査が必要。
病理組織検査 診断名 基底細胞腫
良性の腫瘍性増殖をおこしているが細胞の異型性は軽度で核分裂像は少数。一部メラニン沈着がある。腫瘍細胞の浸潤性増殖はなくマージン(−)で脈管内浸潤もなし。
現在のところ手術部位は問題なく経過は順調である。
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