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○ウサギの臼歯の咬合状態
下顎が狭く、上顎が広い
咬合面が頬側に低く、
舌側に高い傾斜状態である。

○常生歯型:
歯根は長く、根尖は常に開放している。
ウサギの臼歯は生涯を通じて伸び続ける。
常に磨耗し続ける必要がある。
○食事管理
固形飼料・野菜では過長になりやすい
乾燥した牧草を多給して予防
チモシー、アルファルファ
○臼歯の伸びすぎによる症状
食欲不振、廃絶
流涎、口内に泡沫の唾液
下顎の流涎による湿疹・脱毛
○診断に必要な器具
バスタオル(保定用)
耳鏡、舌圧子、綿棒
リドカインスプレー
移動手術灯
ビジテンランプ
採血用注射筒
ヘパリンチューブ
○血管確保に必要な器具
25G留置針、インジョクションプラグ
絆創膏、ヘパリン注射液
○全身麻酔に必要な器具
ドミトール注射液
アンチセダン注射液
マイクロシリンジ
○過長臼歯の切削に必要な器具
リドカインスプレー
ウサギ用開口器
ウサギ用開唇器
舌圧子
ロンジュール骨鉗子
麻酔時の管理項目
心拍数=心電図
呼吸数=目視
CRT,舌と耳の色
血液検査項目
CBC
電解質
TP
GOT,GPT,ALP,T-Bil
BUN,CRE
術後管理
覚醒後ケージに収容
水、従来の餌を与える。
ペリアクチン、プリンペランの投与
翌朝の管理
糞の数が50個を越えているか。
食欲があるか
排尿があるか
退院時の注意
1飼い主に投薬方法を説明する。
2もし薬物が与えられないときは必ず連絡するように伝える。
3ウサギの食欲はその後快復したか、
排糞はたくさんしているかを毎日注意して観察してもらう。
4食欲が回復しないときは再度来院するように伝える。
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