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ウサギの子宮水腫


浅香山
動物病院

 

ウサギの子宮水腫

 ウサギには高齢になると卵巣子宮疾患が多い。ほとんどは慢性経過をたどるが時々急性に状態が悪くなるので、早めの処置が重要である。

7歳 腹部膨満、食欲不振で来院 エコーで水がたまった臓器が多数みられる

子宮内腔に水や粘液がたまり、腹部膨満を呈する。水腫や粘液種では陰部化の悪露はあまり見られない。
体重減少、削痩、触診で子宮の腫大が確認できることもある。

診断 レントゲン検査、エコー検査で子宮内の液体や粘液の貯留を確認する。

治療 食欲のあるうちは無症状で進行するが卵巣子宮を全摘出を行うのが根本的治療である。


手術中、拡大した子宮がみられる


おなかの大きさがほとんどなくなった


モニター映像、 呼吸がカウントできている 心拍数216 SpO2 100% 呼吸数38


1.7kg のウサギから369g の子宮が摘出された。左側が腫大している。



   


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